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定額減税:8月末に退職した場合は?

定額減税:7月末に退職した場合
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2024年6月から始まっている定額減税は、所得税の負担を軽減し、経済活性化を目的とした政策です。一定の条件を満たす納税者に対し、所得税額から一定額を減額する制度です。

8月末に退職する場合はどうなる?

6月以降の給与と賞与で定額減税による控除を行った後に、まだ減税額が残っている状態で中途退職する場合はどうなるのでしょうか。

会社側の立場からみた場合

死亡退職ではなく、中途退職などの年末調整を行わないケースについては年調減税を行っていませんので、源泉徴収票の摘要欄に対して定額減税等の記載を行う必要はありません。源泉徴収票の源泉徴収税額欄には、定額減税控除後の実際に源泉徴収を行った税額の合計を記入することになります。

働いている側の立場からみた場合

8月に支給される給与および賞与において、定額減税の月次減税が控除されます。
ただし退職した後、年内に別の勤務先へ中途入社された場合でも、新しい勤務先で月次減税が行われることはなく、年末調整時に年調減税が行われることになります。
年内に他の勤務先へ中途入社されなかった場合は、翌年の確定申告時に年調減税が行われることになります。

参考資料

国税庁資料:定額減税のしかた(年末調整を行っていない源泉徴収票)

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