2024年6月から始まっている定額減税は、所得税の負担を軽減し、経済活性化を目的とした政策です。一定の条件を満たす納税者に対し、所得税額から一定額を減額する制度です。
7月に中途入社した場合はどうなるのでしょうか
定額減税には基準日在職者という考え方があり、2024年6月以降の給与および賞与での定額減税は、基準日在職者に対して実施するものとなります。
基準日在職者とは
令和6年6月1日現在、給与の支払者のもとで勤務している人のうち、給与等の源泉徴収において源泉徴収税額表の甲欄が適用される居住者の人
を指します。
では、7月1日に中途入社された場合にはどうすればよいのでしょうか。
7月1日に中途入社した場合は?
前述の通り、定額減税を給与および賞与で控除するのは基準日在職者に対してとなりますので、7月1日に入社した場合は基準日在職者とならず給与および賞与での月次減税は行われません。
年末調整の際に年調減税を行うことで定額減税が適用されることになります。
年調減税については9月以降に公表予定(?)
定額減税開始前の2~3月に各地税務署での説明会に参加した際に、年調減税については詳細が決まる9月以降に再度説明会を実施する旨の説明を受けています。
恐らく9月以降に開催されるであろう年調減税に関する説明会にも参加し、その際の情報をブログ記事にて公開していく予定です。