デジタル給与(給与デジタル払い)指定業者 第一号はPayPay
2023年4月に解禁となっていたデジタル給与(給与デジタル払い)ですが、指定業者が決まらないまま時間が過ぎていました。
業者は「指定資金移動業者」という指定の申請を行った上で、厚生労働省による審査に合格する必要があったのですが、つい先日、第一号の指定業者として「PayPay株式会社」が公表されました。
参考:厚生労働省報道発表資料
給与デジタル払いに強制力はなし、業者が破綻しても保証あり
給与デジタル払いは労働者に対してはもちろん、使用者に対しても強制力はありません。会社側が導入を決定し、希望した従業員に同意書を求める形になるようです。
また、仮に資金移動事業者が破綻したとしてもアカウント残高が消えてしまうわけではなく、保証機関(PayPayの場合は三井住友海上火災保険株式会社)が弁済してくれるとのこと。
参考:厚生労働省 資金移動業者の口座への賃金支払(賃金のデジタル払い)について
ソフトバンクグループ10社が導入
8月9日にプレスリリースが出ていましたが、ソフトバンクグループが導入を決定しました。
PayPayですから、それはそうですよね。
希望する従業員は毎月希望額(上限20万円)を自動チャージできる、とのことです。
メリット。。。は?
PayPayのホームページでは、次のようにサービスが紹介されています。
PayPay給与受取のおすすめポイント
・チャージする手間が不要
・ご自身の銀行口座へ送金も可能
・上限を超えた額は手数料無料で自動送金
PayPayで給与を受け取るとできること
・給与の振り分けもできる!便利な「おまかせ振分」機能も
・公共料金や定期的な支払いにも使える
・資産運用や保険などにも使える
正直、通常の銀行振込+クレジットカードでほぼほぼ賄えているように思いますね。
どの辺りがこのサービスでしかない便利さなのか、、、
ひょっとしたら、物凄くお得なキャンペーンとか打たれるかも知れませんね。